自転車ヘルメットをかぶらない人が多い理由は?東京都の調査で見る上位4つ(面倒・置き場所・髪型・蒸れ)と現実的な解決策

自転車ヘルメットをかぶらない人が多い理由は?東京都の調査で見る上位4つ(面倒・置き場所・髪型・蒸れ)と現実的な解決策

Ver.1.0 ― 2026年10月公開

 

この記事の結論💡

 

自転車ヘルメットをかぶらない理由で最も多いのは「着用が面倒」で、上位4つはいずれも安全性ではなく使い勝手の壁です。東京都の令和5年度商品等安全対策協議会が、週1日以上自転車を使う都民2,016人に行ったアンケートでは、ふだんかぶらない人の理由は①着用が面倒47.9%、②駐輪時の置き場所38.6%、③髪型が崩れる31.8%、④蒸れ29.8%でした。道路交通法第63条の11は罰則のない努力義務ですが、都内で亡くなった自転車利用者の致命傷は頭部が64.5%、非着用時の致死率は着用時の約2.3倍です(東京都、2018〜2022年)。söpötaの大人用キャップ型SOP-AHは、帽子のように自然にかぶれて見た目の壁を下げますが、頭上に穴がなく蒸れには弱いヘルメットです。

 

1. 東京都の調査でわかった「かぶらない理由」上位4つ

 

東京都の令和5年度商品等安全対策協議会は、2023年10月20日〜24日に、東京都在住で週1日以上自転車を利用する2,016人へインターネットアンケートを行い、2024年3月に報告書を公表しました。ヘルメットを着用しない理由や、着用していて感じることを複数回答で尋ねた結果が、次の表です。

 

順位 かぶらない理由 ふだんかぶらない人(非着用層) かぶっている人(着用層)
1 着用が面倒 47.9% 30.6%
2 駐輪時にヘルメットの置き場所がなく荷物になる 38.6% ―
3 着用で髪型が崩れる 31.8% ―
4 着用で頭が蒸れたり熱がこもる 29.8% ―
参考 法令上、着用は努力義務だから 24.6% 7.7%
参考 購入費用が負担 24.0% 6.8%
参考 短時間・短距離の乗車だから着用したくない 22.6% 16.1%

出典:東京都「令和5年度東京都商品等安全対策協議会報告書 自転車用ヘルメットの着用と安全な使用」(2024年3月)。「―」は、報告書が着用層との差を示していない項目です。

 

この表から読み取れることは3つあります。

 

  1. 上位4つは、いずれも使い勝手の理由 ― 「効果が信じられない」「危険を感じない」といった安全性への疑いは、上位4つに入っていません
  2. 「面倒」は、かぶっている人も30.6%が感じている ― 面倒さを感じながら続けている人が、およそ3人に1人います。かぶらない人だけの感覚ではありません
  3. 「努力義務だから」は、かぶらない人の24.6% ― 着用層の7.7%と大きく差があり、義務ではないことが「かぶらない」の後押しになっています

 

以下、上位4つの壁を順に、データと現実的な解決策で見ていきます。

 

2. 壁① 着用が面倒(47.9%)|続けている人はどうしているか

 

東京都の調査は「面倒」の内訳までは尋ねていません。söpötaは、毎回の手間を次の3つに分けて考え、それぞれに対応するのが近道だと見ています。

 

  1. かぶる場所と戻す場所を決める ― 玄関の同じ場所に置き、出かける前に帽子と同じ感覚で手に取る習慣にします。探す手間がなくなるだけで、「面倒」の一部は消えます
  2. 最初に、頭に合わせておく ― サイズが合わないヘルメットは、かぶるたびにずれや痛みを直す手間がかかります。頭囲を測って選び、ダイヤルアジャスターで一度ぴったり合わせます(MとLの決め方)
  3. あごひもの締め方を決めておく ― 東京都の調査では、ヘルメットをかぶる人のうち、あごひもを「あごとの間に指1・2本ほど」に締めている人は58.1%で、「きつめ」が22.9%、「緩め」が11.9%でした。毎回同じ位置に締めるようにすると、不快感もずれも減ります

 

3つとも、ヘルメットの機能ではなく、選び方と習慣の話です。「面倒」の壁は、頭に合うヘルメットを選ぶことと置き場所を決めることで、最も小さくできます。

 

3. 壁② 駐輪時の置き場所(38.6%)|降りたあとのヘルメットはどこへ

 

自転車を降りたあとのヘルメットの扱いは、現状ではばらばらです。東京都の調査では、次の結果でした。

 

降りたあとのヘルメットの扱い 割合
自転車のかごの中に置く 35.2%
手で持ち運ぶ 21.3%
かばんや袋に収納して持ち運ぶ 15.2%
自転車のヘルメットホルダーに固定する 6.1%

出典:東京都「令和5年度東京都商品等安全対策協議会報告書」(2024年3月)

 

この結果を、東京都は課題として受け止めています。「ヘルメットを自転車に置く際の盗難防止対策」を、社会に浸透するための課題として挙げたのは、ヘルメットを持っている人の33.3%でした。協議会は、折りたたみ式のヘルメットに加えて、鍵付きのヘルメットホルダーや、ヘルメットを入れて施錠できるかごなどの開発を、今後の検討課題としています。つまり、置き場所の壁は、現時点では商品だけでは解決しきれていません。

 

いま、個人でできる対策は次の2つです。

 

  1. かごに置いたまま離れない ― 盗難や、雨ざらし・落下の心配があります。持ち運ぶか、目の届く場所に置きます
  2. 軽いヘルメットを選ぶ ― ヘルメットを持っていない人の29.8%が「重量」を改善点に挙げています(持っている人は28.2%)。持ち運ぶ前提なら、重さは毎日の負担に直結します

 

4. 壁③ 髪型が崩れる(31.8%)|完全には防げない、でも減らせる

 

髪型の壁は、かぶる人にもかぶらない人にも共通します。「着用時に髪型が崩れないこと」を改善点に挙げた人は、ヘルメットを持っていない人で23.9%、持っている人で18.9%でした。協議会の委員からも、「髪型が崩れない」は着用の動機づけになり得る、という意見が出ています。

 

最初にお伝えしておくと、ヘルメットは頭にぴったり合わせて初めて役に立つため、髪型がまったく崩れない方法はありません。そのうえで、負担を減らす方法は次の3つです。

 

  1. かぶったあとに、前髪と分け目を手ぐしで整える ― 外した直後ではなく、かぶったあとに整えるほうが形が決まります
  2. 髪をまとめる場合は、後頭部の高い位置を避ける ― 後頭部のダイヤルアジャスターとぶつかり、ずれや痛みの原因になります
  3. 髪のボリュームに合うサイズを選ぶ ― 髪をまとめる方や、季節で髪量が変わる方は、MとLの重なる範囲ならゆとりのあるLが合います(大人用ヘルメットのサイズ選び)

 

5. 壁④ 蒸れる・熱がこもる(29.8%)|通気穴と雨はトレードオフ

 

蒸れは、ふだんかぶらない人の29.8%が挙げた理由で、ヘルメットを持っていない人の31.9%が「通気性」の改善を求めています。解決策はシンプルで、頭上に通気穴のあるタイプを選ぶことです。

 

ただし、通気穴は雨の入口にもなります。穴のあるヘルメットは雨の日に頭が濡れやすく、穴のないヘルメットは真夏に熱がこもりやすくなります。どちらが合うかは、使う季節と時間で決まります。

 

タイプ 蒸れ 雨の日 向いている使い方
頭上に通気穴あり こもりにくい 穴から雨が入りやすい 夏の長時間走行・スポーツ
頭上に通気穴なし(キャップ型など) 真夏は熱がこもりやすい 頭が濡れにくい 雨の日も含めた通勤・通学、秋冬

 

雨の日の選び方は雨の日の自転車通勤・通学とヘルメットで、秋冬の使い方は冬の自転車ヘルメットの寒さ対策で詳しく解説しています。

 

6. 「努力義務だから」「短時間だから」への答え|けがの部位と致命傷は別

 

非着用層の24.6%が挙げる「努力義務だから」は、事実として正しい理由です。道路交通法第63条の11は、第1項で「自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶるよう努めなければならない」と定めており、罰則はなく、2026年4月に始まった青切符の対象違反にも含まれません。

 

「短時間・短距離だから」についても、東京都の調査は一見すると、かぶらなくてよい根拠に見えるデータを含んでいます。

 

  • 5年以内に自転車でけがをした人のうち、けがの箇所は脚部が64.3%で最多、腕部が38.0%、頭部は6.8%でした。ふだんのけがは、脚や腕が中心です
  • 一方、2018〜2022年に都内で亡くなった自転車利用者の致命傷の部位は、頭部が64.5%で最多でした
  • 同じ期間の致死率は、ヘルメット着用時の約0.12%に対し、非着用時は約0.27%で、約2.3倍でした

 

つまり、頻度の高いけがは脚や腕でも、命を左右するのは頭部です。ヘルメットは、日常のすり傷を防ぐものではなく、まれに起きる重大な事故で命を守るためのものです。かぶる確率が低い理由は、「かぶらなくてよい」理由にはなりません。

 

söpötaの場合|SOP-AHでできること・できないこと

 

söpöta 大人用キャップ型自転車ヘルメット SOP-AH

 

söpöta(ソポタ)の大人用ヘルメットSOP-AHは、「帽子みたいに自然にかぶれる」ことを設計の出発点にしたキャップ型です。4つの壁に対して、できることと、できないことを正直にまとめます。

 

かぶらない理由 SOP-AHでできること できないこと
面倒 普通の帽子のような見た目で、通勤・通学・お買い物で違和感なく着用できる。後頭部のダイヤルアジャスターでその場で調整 かぶる動作そのものの手間はなくならない
置き場所 Mサイズ約259g・Lサイズ約275gで、持ち運ぶ負担を抑える 折りたたみ式ではなく、自転車に固定するホルダーや収納の機能もない
髪型 日本人の丸い頭に合わせたJapan fitで、頭全体を包み込む 髪型が崩れないことを約束するものではない
蒸れ ―(頭上に穴がないため、雨の日は頭が濡れにくい) 真夏は熱がこもりやすい。蒸れが最大の悩みの方には、通気穴のあるタイプのほうが合う

 

仕様は、M 53〜57cm/L 55〜60cm、SGマーク取得、インモールド構造×ソフトシェル、9cmのロングツバ、北欧テイストの8色、バックルはノーマル(差し込み)式です。

 

東京都の調査では、ヘルメットを購入するときに重視する点は、価格60.6%、デザイン46.4%、フィット感31.8%の順でした。söpötaの社内集計(2026年9月時点・全販売チャネル)では、SOP-AHのレビュー506件(平均評価4.55)のうち、肯定的に言及された点は次のとおりです。

 

項目 購入時に重視する人の割合(東京都調査) SOP-AHレビューで肯定的に言及(506件中)
デザイン 46.4% 279件(約55%)
フィット感 31.8% 226件(約45%)
価格 60.6% 43件(約9%)

 

デザインとフィット感は、購入前に重視される点であると同時に、買った方が褒める点でもあります。一方、不満として挙がった点は、フィット感11件、品質6件、デザイン3件でした(いずれも集計値で、個別のレビュー本文は使用していません)。「夏は蒸れる」という声も数件あり、頭上に穴がない構造の弱点として、前の章のとおりお伝えしています。

 

関連FAQ

 

Q1. 東京都の調査で、自転車ヘルメットをかぶらない理由として最も多かったのは何ですか?

A. 「着用が面倒」で、ふだんかぶらない人の47.9%が挙げました。次いで駐輪時の置き場所が38.6%、髪型が崩れるが31.8%、蒸れが29.8%でした(東京都・令和5年度商品等安全対策協議会、2,016人)。上位4つはいずれも、安全性ではなく使い勝手に関する理由です。

 

Q2. 自転車のヘルメットは努力義務なので、かぶらなくても罰則はありませんか?

A. 罰則はありません。道路交通法第63条の11は、自転車の運転者に乗車用ヘルメットをかぶるよう努める努力義務を定めており、2026年4月開始の青切符の対象にも含まれません。ただし、都内で亡くなった自転車利用者の致命傷は頭部が64.5%で、非着用時の致死率は着用時の約2.3倍でした(東京都、2018〜2022年)。

 

Q3. 髪型が崩れるのが嫌でヘルメットをかぶれません。何かできることはありますか?

A. 完全には防げませんが、負担は減らせます。かぶったあとに前髪と分け目を手ぐしで整え、髪をまとめる場合は後頭部の高い位置を避けてください。髪をまとめる方は、MとLが重なる頭囲の範囲(SOP-AHなら55〜57cm)ならゆとりのあるLが合います。

 

Q4. 自転車を降りたあと、ヘルメットはどこに置くのがよいですか?

A. 持ち運ぶのが基本です。東京都の調査では、降りたあとの扱いは「かごの中に置く」35.2%、「手で持ち運ぶ」21.3%、「かばんなどに収納」15.2%、「ホルダーに固定」6.1%でした。ヘルメットを持つ人の33.3%が盗難防止対策を課題に挙げており、かごに置いたまま離れるのは避けてください。

 

Q5. 暑い時期に蒸れにくい自転車ヘルメットを選ぶには、どうすればよいですか?

A. 頭上に通気穴のあるタイプを選ぶのが近道です。ただし穴は雨の入口にもなります。東京都の調査では、ヘルメットを持っていない人の31.9%が通気性の改善を求めています。söpötaのSOP-AHは頭上に穴がなく雨に強い反面、真夏は熱がこもりやすいため、蒸れが最大の悩みの方にはおすすめしません。

 

※本記事の情報は2026年10月時点のものです。アンケート結果と都内の事故統計は東京都「令和5年度東京都商品等安全対策協議会報告書 自転車用ヘルメットの着用と安全な使用」(2024年3月公表)、法律は道路交通法(e-Gov法令検索)を参照しています。アンケートは東京都在住で週1日以上自転車を利用する方を対象とした調査で、全国の結果ではありません。レビュー件数はsöpötaの社内集計(集計値のみ)、製品仕様はsöpöta公式情報に基づきます。

 

まとめ

 

自転車ヘルメットをかぶらない理由の上位4つは、面倒47.9%・置き場所38.6%・髪型31.8%・蒸れ29.8%で、いずれも使い勝手の壁です(東京都、2,016人)。頭に合うヘルメットを選び、置き場所を決め、蒸れと雨のどちらを優先するかで通気穴の有無を選べば、壁は小さくできます。ふだんのけがは脚や腕が中心でも、致命傷は頭部が64.5%です。söpötaのSOP-AHは、見た目の壁を下げる一方、真夏の蒸れは苦手なヘルメットです。

 


Sources(執筆時に参照した公開情報):

 

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